床・フローリング張替えはDIYできる?
このページでは「床・フローリング張替えはDIYできる?」をご紹介しています。
近年ではホームセンターでは色々な資材が手に入るようになりましたし、ネットでも色んな知識が得られます、
そのためDIYを楽しむ方も増え、床張替えもDIYしようというかたもいらっしゃると思います。
ここでは、床をDIYで張り替える場合について、特にフローリング床を中心にご紹介します。
床の張替えはどのような手順でやっていくの?
床張替えは既存の床を剥がすことから始まりますが、基本的には次のような順序で行っていきます。
古いフローリング、クッションフロアや畳などを剥がす。
↓
下地板や根太についている接着剤等を取り除き、必要に応じて下地板を貼ったり断熱材を敷き詰める。
↓
フローリング材を敷き詰めていく。
↓
巾木を取り付ける。
既存の床材を剥がしたら、今まで見ることのできなかった部分が見えるので色々とチェックすることができます。
シロアリ被害や損傷がないかどうか見ておきましょう。
そして必要に応じて、防蟻処理をしたり束を立てたり、根太や下地板をやり替えておけば安心です。
また、今ではフローリング材についても色々なものが手に入るようになっていますから、その特徴を理解して選ぶようにしましょう。
フローリング材には長辺方向に凹凸がつけられています。
それを組み合わせるようにして、敷き詰めていくことになります。
部屋の寸法に合わせてカットしていけば、あとは当て木をして金槌などで叩きながら端から順番に敷き詰めていきます。
この時、必要な部分に接着剤を塗っておき、凸部分にフロア釘と呼ばれる釘を斜めに打ち込んで固定していきます。
しっかりと釘の頭を打ち込むようにしましょう。
そして最後は、残りの寸法に合わせてフローリング材カットして敷けば終わりです。
あとは隠し釘で固定し、巾木を取り付ければ完成となります。
既存のフローリングの上から貼っていく増し貼りの場合は、下地の処理等が必要ない分手間が省けますが、仕上がりの高さ・レベルについて注意が必要です。
また、フローリングには向きがあります。
フローリングを敷き詰めていく場合、どの方向に向けて敷いていくかによって部屋の印象が違ってきます。
奥に向かって長辺方向に貼っていけば奥行きが感じられるようになりますし、逆ならば横方向の広い印象となります。
あとは、継ぎ目が互い違いになるように貼っていくのが基本になります。
最後の列を敷いていく時には、突き上げを防止するために少しだけ余裕を持たせたほうがいいでしょう。
床の張替えをDIYでやるのに必要なものは?そして費用は?
では、床張替えをDIYする場合にはどのような道具が必要となるのでしょうか?
主な道具をご紹介します。
・のこぎり、丸のこ、カッター
・金槌、ポンチ(釘締め)
・電動ドライバー
・木工用ボンド
・メジャー、さしがね
・フロア釘、隠し釘
主な道具としてはこのあたりです。
DIY好きな方なら大体持っておられるかもしれません。
あとはカンナやノミ、墨つぼなどがあれば役に立つかもしれません。
上記の道具はフローリング材を敷いていくために必要なものですが、既存のフローリング材を撤去する場合は斫る(はつる=構造物を壊したり、形を整えるために表面を鑿で削ったりすること)ための道具が必要となります。
また、DIYでフローリング床の張替えを行った場合の費用ですが、道具をお持ちの場合で断熱材や下地処理等が必要でなければ、あとは材料となるフローリング材とボンドや釘などになります。
フローリング材は色々な価格帯のものが出ていますが、6畳で1万円くらいのものもあります。
業者さんに依頼した場合は、10万円前後からといったところでしょうか。
床・フローリング張替えはDIYできる? まとめ
DIYでの床張替えについてご紹介しました。
廃材の処分などもありますし大変かもしれませんが、充実感を得ることができるかもしれません。
業者に依頼するかDIYするかは事情によって違うこと思いますので、それぞれにあった方法で床を張替えてください。